Japanische Klassiker mit Furigana
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ひとりご
独り碁
中 勘助
Lesen Sie 独り碁 (ひとりご) von 中 勘助 (なかかんすけ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.863 Zeichen · 4 Bildschirme
それらの石と石、白黒の石のあいだにさえも不思議な、微妙な、あるいは鉄線のように強い、あるいは金線のように美しい、または糸のように弱い、一方その形もあるいは塁壁のように堅固な、または木柵のような脆さを思わせるなど種種様様の味と感じを与える。私は指先に石の冷たさ、滑かさ、硬さ、多少の重さをおぼえながら時に弱く、時に強く盤上に打下す。胸のすく音、はねかえる響。そして時どき冷えた指をかたわらの火鉢にかざす。しまった佐倉炭、底光る火気、キチキチとひわれる音、燃えるガスの焔の色、そのうえには南部の鉄瓶がどす黒くのっている。それはやがて耳に快い松風をきかすであろう。私は大抵一局で碁笥をとじる。数かずの局を続けることにより古人の名局が凡手の脳裡に錯綜して風趣をそこなうことのないように。
独り碁や笹に粉雪のつもる日に