Japanische Klassiker mit Furigana
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どくほんどじょうりくさくせん
独本土上陸作戦
海野 十三
Lesen Sie 独本土上陸作戦 (どくほんどじょうりくさくせん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.443 Zeichen · 19 Bildschirme
「なにしろ、独本土へ上陸しようというイギリス軍人の無いのには愕いた。折角作ったわが新兵器も、無駄に終るかと思って、一時は酒壜の底に一滴の酒もなくなったときのような暗澹たる気持に襲われたよ」
「しかしまあ、二百名にしろ、決死隊員の頭数が揃ったは何よりであります。本官の名誉はともかくも保たれました」
「さあ、どうかなあ」
「えっ」といっているとき、幕僚が部屋へとびこんで来た。
「総指揮官。只今ドイツ側がビッグ・ニュースの放送をやって居ります。事重大ですが、お聴きになりますか」
「重大事件? ははあ、あれだな。スイッチを入れなさい」
スイッチが入って、ドイツ放送局のアナウンサーの声が高声器から流れだした。
「……繰返して申上げます。本日午後五時、二百名より成るドイツ将校下士官兵の一隊は、イギリス本土よりわが占領地区カレー市へ無事帰還いたしました。これは、目下イギリスに在る金博士の発明になる深海歩行器によって、ドーバー海峡四十キロの海底を突破し、無事帰還したものでありまして、実に劃期的な大陸連絡でありました。因に金博士の深海歩行器というのは、直径三メートルばかりの丈夫なる金属球でありまして、中に一人の人間が入り、局所照明灯により、前方の機雷や防潜網を避けながら歩行機械により海底を歩行出来る仕掛けになって居りますが、十分ドーバー