Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 112.810 Zeichen · 225 Bildschirme

Aozora Bunko

私は徹夜廃止の励行で大分よいらしい様子です。苡仁もききます。二日ばかり前お母様からお手紙で、お父上の御様子がましになったお話しです。何よりです。食事もお進みになる由。野原の家は整理までずっと住んでいらっしゃることになり、おせむさんの弟さんが同居なさる由。お葬式のときお目にかかっているだろうけれどもよく分りません。

今日、私は少しポケンなの。くたびれていて。今月は仕事がつまっていて、きのうまでに百四〇枚ばかり、一つも口述なしで書いた。このうち相当勉強したものが百二十枚ばかり。マリアの日記は千五百頁あるのを二日でざっと目をとおし。――

それでも、これだけ仕事の出来るのは、私の毎日が珍しく順よく運ばれていることのしるし故、その点本当に安心していただけてうれしい。(そして、テツヤしないのですよ※(感嘆符二つ、1-8-75))

おひささんという娘はいい子です。自然ですなおで日常に必要なだけ頭もよい。徹夜しないでやるのがうれしくて。うれしくて。その代り、今月は戸塚へ二度、壺井さんへ一度、林町へ一寸一度、座談会一、映画(3)、音楽(1)という位です。音楽のいいのがききたくて。