Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 374.755 Zeichen · 745 Bildschirme
そうして見ると、それはよくよくむずかしいのですね。
急に話がとびますが、あなたは私の宛名を、方としておかきになるときどんな心持? 私は何だかいやです。可笑しいこと、でもわかるところもある、そうでしょう? どうぞ猶々お大切に、ピム、パムからよろしく。
七月三十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕
七月三十日 第七十信
その後、お工合はいかがですか。一昨日弁護士が行ったとき、余り時間がなかったのでしょうか。体どんな風でした? ときのう会ったとき訊いたら、元気のようにして居られましたがと漠然としていた。きのうは風があって、すこし凌ぎようございましたね。涼しい夜は少しは寝よくいらっしゃるでしょう? 寝汗はいかが? 食慾はどうでしょう。
きょうから十五日まで日比谷は休みになります[自注22]。あなたが十月三日といっていらしたのは、私の伺いちがいかもしれないけれど、十月三日からでなくて九月三十日から四日間で一日延びて、三日、なのですてっね。十月三日からではないのですね。私は三日[自注23]からになったようにおききしたけれど。それは私のきき間違えなのです。