Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうしょうそく
獄中消息
大杉 栄
Lesen Sie 獄中消息 (ごくちゅうしょうそく) von 大杉 栄 (おおすぎさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.149 Zeichen · 114 Bildschirme
古い本を宅下げするようにして置くから、近日中にとりに来てくれ。大ぶ多いからそのつもりで。本は五冊ずつ月に三度下げて貰える。
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堀保子宛・明治四十三年十月十四日
八月に書いた手紙は不許になったが、九月に出したのは着いているのだろうね。足下の方からさらに便りがないので、少しも様子が分らない。この手紙の着く頃は、ちょうど足下が面会に来れる時に当るのだが、今はただそれのみを待っている。
先月の末であったか、湯にはいっていると「面会」と言って呼びに来た。まだはいったばかりで何処も洗いもしないのを大喜びに大急ぎに飛び出して行って見ると、思わざる渡辺弁護士だった。きのうその委任状に印をおして置いたが、もう事はすんでいるのだろうね。何だか話はよく分らなかったけれど、遅くなると取れんかも知れんとか言っていたようだったが、そんなことになっては大変だ。取れるものは早く取る方がいい。
前の手紙に胃腸を悪くしているなどと書いて置いたから定めて心配していることと思うが、その時にもちょっと言って置いたように、その後ははなはだ経過がいい。まだ一週に一度ぐらいは下るが、大した下り方ではない。