Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうしょうそく

獄中消息

大杉 栄

Lesen Sie 獄中消息 (ごくちゅうしょうそく) von 大杉 栄 (おおすぎさかえ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 57.149 Zeichen · 114 Bildschirme

Aozora Bunko

かまわないから大いに森近夫人式にやるさ。

この前の面会の時にまたひっこすとか何とか言っていたが、それはいろいろ嫌やなことも不自由なこともあろうけれど、なるべくならあまり面倒なことをしないで、今のところで辛棒していたらどうだろう。わずか二た月ばかりのことじゃないか。

南はどうしている。出たことは出たが、やはり困っていやしないか。そのほかの連中はみなどうした。

僕は、こんど出たら少し小説の翻訳をやって見ようと思っている。短かいのでやりやすいようなのが、二つ三つ今手もとにある。小説が一番金になりやすくてよかろう。

兵馬にツルゲーネフとゴーリキーの小説を送るように言ってやってくれ。翁からの手紙によればもう肺結核が二期にまで進んでいるんだそうだね。

福田、大須賀の二女史から見舞いが来た。会ったらよろしく言って置いてくれ。

この手紙はたぶん裁判所へ廻らないで、すぐ行くかと思う。さよなら。

*

堀保子宛・明治四十一年二月十七日

昨日は何だか雪でも降りそうな、曇った、寒い、いやな日だった。こんな日には、さすがにいろいろなことを思い出される。夜もおちおちと眠れなかった。