Japanische Klassiker mit Furigana
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げんだいにほんのしそうたいりつ
現代日本の思想対立
戸坂 潤
Lesen Sie 現代日本の思想対立 (げんだいにほんのしそうたいりつ) von 戸坂 潤 (とさかじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.540 Zeichen · 245 Bildschirme
で、この栄枯盛衰の有様は政友会的国体明徴一派に対してよい見せしめであっただろう。日本ファシズムにとっても、花より団子という諺は変らない。徒花よりも実が大切なのだ。
日本ファッショのむだ花、国体明徴運動についてわれわれはもはやあまり興味を有たないが、面白いのはやはり日本ファッショの果実である審議会だろう。審議会の性質については世間ではいろいろと評価を下した。
第一の点は、これが単に当時の現内閣の補強工事に過ぎないかどうかというところにある。政府の肚によると少なくとも審議会の方は半ば臨時のもので恒久性のないものと考えているらしい。そうなればこれは当時の現政府用の諮問機関の程度を出ないことになるから、この点から尋常な意味における内閣補強工作と見られたとしても仕方あるまい。
さらに貴族院各派の代表や各政党の或る種の代表を選んだところを見ると、対議会政策としての内閣補強策だということも嘘ではあるまい。しかし一般世間では内閣がいつまで続こうが続くまいが、日常生活にはあまり変化はあり得ないということを心得ているから、審議会が内閣の補強工事であるかないかは、大した問題ではなかった。