Japanische Klassiker mit Furigana
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せいぜんしんごのこと
生前身後の事
中里 介山
Lesen Sie 生前身後の事 (せいぜんしんごのこと) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.804 Zeichen · 83 Bildschirme
書物にしたいと思うが、但し故意に事実を誤ったり誣いたりすることは決してない、その辺を御承知の上で御一読を願いたい。(後略)
大菩薩峠新聞掲載史
時節柄、大菩薩峠と新聞掲載の歴史に就いて思い出話を語って見よう。
大菩薩峠の胚芽は余が幼少時代から存していた処であるが、その構想は明治の末であり、そのはじめて発表されたのは大正―年―月―日の都新聞に始まるのである。
当時余は都新聞の一社員であった、都新聞へ入社したのは当時の主筆田川大吉郎氏に拾われたので、新聞の持主は楠本正敏男であり、余が二十二歳の時であった。
田川氏が余輩を拾ったのは、小説家として採用するつもりではなく、寧ろ同氏の政治的社会的方面に助力の出来るように、養成されるつもりであったかも知れないが、頑鈍な小生は甚だ融通が利かなくってその方へ向かなかった、今ならば田川さんを助けて政治界へも進出するような余裕もあったかもしれないが、其の当時は、生活と精進とに一杯で、あたら田川さんの期待に背いてしまったらしい。
そうして偶然にも予想外の小説の方面に進出し、まあ、相当の成功を見る