Japanische Klassiker mit Furigana
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せいぜんしんごのこと
生前身後の事
中里 介山
Lesen Sie 生前身後の事 (せいぜんしんごのこと) von 中里 介山 (なかざとかいざん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.804 Zeichen · 83 Bildschirme
併し余は別に考うるところがあったから、興行物も絶対に謝絶し版権も売るようなことをせず、またみだりに出版を焦るようなことをしなかった。
そうしているうちに百回前後で一きりに切り上げるのを例とした、最初の時に与八がお浜の遺髪を携えて故郷へ帰るあたりで切った時分には読者から愛惜の声が耳に響くほど聞えたようである、しかし新聞は自分の持ちものではなし、いろいろ後を書く人の兼合も考えなければならないから、或る適度で止めるのが賢こい仕方であったのである、そうしているうちにまた次の小説が出たり引込んだりする合間を見ては続稿の筆を執ったのだが、あんまりすんなりとは行かなかった、社中でも奨励するものもあり、内心嫌がっているものもあり、どうもそれは已むを得ないことだと思った、それに我輩が誰れが何といって来ても芝居や映画等に同意しなかったものだから、新聞社の景気の為にもその自我を相当に煙たがっていた者もあったようだが、小生はこの小説は長く続く、或は古今未曾有の長篇になるだろうという腹はその当時から決めていた。
当時の※(「插」