Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

まちはずれのあきち

町はずれの空き地

小川 未明

Lesen Sie 町はずれの空き地 (まちはずれのあきち) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.474 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

「ああ、そうか、おまえさんは、ここで生まれたのか? それは、なつかしいだろう。わかったよ。おじいさん、明日から、私は、ほかでかせぐことにしようよ。」

紙芝居のおじさんは、みんなに向かって、帽子を脱いであいさつをすると、あちらの町の方へいってしまいました。

二人の少年は、なんとなくさびしい気持ちがしました。そして、先刻、松の木の下にすわって、空を見て、空想にふけったことが思い出されたのであります。

「人間にも、あの松の木のような人もあれば、また、雲のような人もあるんだね。」と、博くんが、考えながら、いいました。立雄くんは、だまっていましたが、しばらくして、

「ねえ、博さん、おじいさんの子供の時分から、あの松の木は、あったんだね。」と、立雄くんは、別のことを考えていたとみえて、うしろを振り返って、空き地の真ん中に立っている松の木をながめて、いったのでありました。

よく晴れた、空の、あちら、こちらに、たこは上がっていました。しかし、白い雲は、どこへいってしまったか、もう、見えなかったのであります。