Japanische Klassiker mit Furigana
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ちょうないのにてんさい
町内の二天才
Lesen Sie 町内の二天才 (ちょうないのにてんさい) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.836 Zeichen · 26 Bildschirme
生きながら幽霊の執念がこもってまさア。凄いの、なんの。見てるだけでゾオーッとしますよ。にわかに逆上して、マキ割りをふりかぶって、一家殺しをやらなきゃアいいがね」
「フーン。穏やかじゃないね」
「ええ、も、穏やかじゃありません。ワタシャ心配でね。ついでにこッちへ踏みこまれちゃ目も当てられない。猛犬をゆずりたがってるような人はいませんかなア」
床屋は噂の発祥地。申分のない地の利をしめているから、源サンの流言はたちまち町内にひろがった。おくればせながら金サンの耳にもとどいたから、
「ウーム。このデマは源次の野郎が張本人にきまっている。よーし。覚えてやがれ。今に仕返ししてやるから」
金サンは大そう腹をたてた。
易者にたのんで豆名人を探すこと
魚屋の裏に金サンの家作があって、トビの一家が店借りをしている。そのまた二階を間借りしているのが天元堂という易者であった。天元堂は窓の下に日々カサを増していくマキの山を見るにつけて、これをなんとか安く買って一モウケしたいものだと思った。一日魚屋を訪れて、
「旦那、裏のマキはモッタイないね。旦那のことだから、あれを売って商売なさる筈はないが、どうでしょうね。