Japanische Klassiker mit Furigana
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がしつのことば
画室の言葉
藤島 武二
Lesen Sie 画室の言葉 (がしつのことば) von 藤島 武二 (ふじしまたけじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.774 Zeichen · 16 Bildschirme
もちろん西洋画にも画題はあるが、それは静物とか風景とか、ただ目録を作る場合の便宜のための符牒のようなものである。しかし画題というものの本来の意味は、決してそんなものではなく、作者のイデーが画面に現われ、それを訳して画題に示すのではないと思う。その点支那画には、作者の気持を詳しく文字に書き現わしていて、画題本来の意味がはっきり窺われている。絵を見て感心するばかりでなく、その画題によって作者の心持が見えるということは非常にいいことであると思う。
私の家の書斎にはいま新羅山人筆の柿と目白の水墨画の複製を額に入れて掲げてあるが、この絵には次のような画題が書いてある。
※(「さんずい+得のつくり」、第4水準2-78-68)此※(「敬/手」、第3水準1-84-92)霜青雀深可託
つまりその意味は、柿の実が成るまでにはいろいろと苦心を経ている、一見弱々しそうな枝であるが、苦労を経た枝であるから目白もよくそれを知っていて、自分の身を深く託し得られるのだ、というのである。
新羅山人の経歴については深く調べたことはないが、明末清初の画人で、狷介不羈の風格であったことが知られている。