Japanische Klassiker mit Furigana
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がひつにいきるごじゅうねん
画筆に生きる五十年
上村 松園
Lesen Sie 画筆に生きる五十年 (がひつにいきるごじゅうねん) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.936 Zeichen · 27 Bildschirme
これがあまりによく写されておりますので、今も生きてそこにおられるかと思うほどです。息子の松篁も私も、旅に出る時は、ちょっと、
「行ってまいります」と頭を下げ、帰ると「唯今かえりました」と自然、挨拶をするようになりました。
謡曲・鼓・長唄
余技としましては、金剛流の謡曲を二十年近くしております。仕舞を舞うこともございます。鼓と長唄もしております。昔は地唄をいたしたものです。余技とはいえ、私はこれらのものを、遊びとは考えておりません。相寄って私の芸術を豊かなものにしてくれるような心持がいたしております。春秋には謡のおさらい会がございますが、シテになって一人で謡うことがあります。息子の松篁もしておりますので、謡った後で、
「私のはどうやった」ときいて見ますと、
「上手下手は別として、とに角、堂々とうたってはる」と申しましたので、笑ってしまいました。謡の先生も「何より心から楽しんで謡うのが本当です」と言われましたが、少しぐらい、上がり下がりがあろうと、本人はよい心持で精一杯謡っているのですから、何の心配もなく楽しいのでございます。
八方に耳と目を働かす