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Japanische Klassiker mit Furigana

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とざんだんぎ

登山談義

木暮 理太郎

Lesen Sie 登山談義 (とざんだんぎ) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.219 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

広い世の中に私のような登山者が若し有りとすれば、余所ながら同病相憐んでいる次第であります。

しかし私とても如何して山が好きになったのだろうか位のことは、考えて見たことがなくもないので、多分これは曾て日本山岳会の小集会で「誰にでも山が好きになれる素質があるものだ」と尾崎さんが言われたように、素質と環境との然らしむる所であったように思えます。私の故郷には、一里程離れた処に二、三百米の丘陵地帯があるのみで、一番近い赤城山でも六里離れていますが、村から見られる山は東京には及びませんが可なり多数で、男体、皇海、袈裟丸、武尊を始め小野子、子持、榛名、浅間、妙義、荒船、御荷鉾、秩父連山等は言うに及ばず、八ヶ岳の一部や蓼科山も望まれ、又上信上越界の草津白根、横手、岩菅、白砂等も、五月頃まで白い雪の姿を見せています。富士山は残念ながら見えませんが、一里許り東の方へ行くと、武甲山の左で三ツドッケの上の辺に頭を出します。唯東南の一角だけは山を見ない。勿論山の順礼に経験ある村の古老といわれる人でも、尽く此等の山を的確に名指し得る訳ではなかったので、後になって私が確めたものもあります。