Japanische Klassiker mit Furigana
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しろばなのあさがお
白花の朝顔
泉 鏡花
Lesen Sie 白花の朝顔 (しろばなのあさがお) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 30.880 Zeichen · 62 Bildschirme
たって、ごまかせない。
(おつれは?)
ただ一人で訪ねて来て、目の前に斜に坐っている極彩色に、連を聞いたも変ですが、先方の稼業が稼業ですから。……なぞといって、まじくないながら、とつおいつのうち、お絹が、四五人で客に連れられて来たのだけれど、いまは旅館に一人で残った……
(早う、あんたはんの許へ来とうて、来とうてな。)
いよいよ、天麩羅では納まらない。思いついたのが芝居です。
で、本郷に出ているのは、箕原路之助――この友だちが、つい前日まで、祇園で一所だったので、四条の芝居を打上げた一座が、帰って来て、弥生興行の最中だとお思い下さい。
(……すぐ出掛けましょう、御婦人には芝居と南瓜が何よりの御馳走だ。)
馬鹿も通越した、自棄な言句を切出して、
(ご贔屓の路之助が出ています。)
役者を贔屓とさえいっておけば間違いはないものの――その実、祇園にいたうちに、五人、八人、時には十人にも余って、その六日ばかりの間、時々出入り交代はあっても、ほとんど同じ顔の芸妓舞子が、寝る、起きる、飲む、唄う。十一時ごろに芝居のはねるのを宵の口にして、あけ方の三時四時まで続くんでしょう。