Japanische Klassiker mit Furigana
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しろうまだけ
白馬岳
木暮 理太郎
Lesen Sie 白馬岳 (しろうまだけ) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.746 Zeichen · 28 Bildschirme
周りは半里許り、水は透明で砂は白く、偃松の緑之に点じて、白砂青松、愛す可き景色である。池畔には白山小桜と白山一華の大群落が、紅白相対して美観を呈している。小屋があって泊りに差支なく、スキーも備えてあれば小舟も浮べてある。白馬の小屋から七時間あれば往復されるので、一日掛りで遊びに出掛る人も少くない。大池の小屋からは既記の如く、蓮華温泉又は森上へ下る道もある。
白馬の小屋から南を望むと、直ぐ鼻の先に大きな屋根形をした山が蟠っている、これが杓子岳である。この山の西側は赤茶けた石板のように薄い破片岩の堆積で、踏むとガラガラ崩れるから、非常に登りにくい。上の方は偃松も草も生えない全くの岩許りである。頂上は南北に長いが、東側から絶壁がのし上って来ているので幅というものがない、白馬の小屋から尾根を伝いて杓子岳の頂上まで一時間半あれば充分である。余り興味のある山ではないから、頂上へは登らずに八合目あたりを横断して、鑓ヶ岳へ向うのを普通としている。
鑓ヶ岳は杓子岳との鞍部から稍急峻な登りを続けて、一寸した高みに出るとあとは楽に三角点に達する、鞍部から一時間を要しないであろう。