Japanische Klassiker mit Furigana
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しんきちとおかあさん
真吉とお母さん
小川 未明
Lesen Sie 真吉とお母さん (しんきちとおかあさん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.689 Zeichen · 8 Bildschirme
叔父さんが迎えに出ていてくださいました。
「よく、一人でこられたな。感心じゃ。」といって、我が子のように、頭をなでてくださいました。
その、あくる日から、二、三日というもの、叔父さんは、いそがしい体を真吉をつれて、にぎやかな東京を見物さしてくださいました。真吉は、ほんとうにやさしい、いい叔父さんだと思いました。
いよいよ叔父さんの、世話してくだされたお店へゆくときに叔父さんは、
「よく、ご主人のいいつけを守って、辛棒するのだよ。そして、平常は、出られないが、お正月にでもなったら、ゆっくり遊びにおいでよ。」と、おっしゃいました。
お店の主人は、たいそう厳格な人でした。
「ゆるしなく、かってに出歩いたり、また泊まってきたようなものは、さっそく店を出ていってもらう。」という規則がありました。
真吉は、ここにきてからは、よく主人のいいつけを守って働きました。また、自分のお友だちとも仲よくいたしましたから、みんなから愛されたのです。この分なら、自分でもつとまりそうに思いましたが、夜ねるにつけ、朝目をさますにつけ、思い出されるものは、お母さんの顔でありました。
「いまごろ、お母さんは、どうなさっているだろう。