Japanische Klassiker mit Furigana
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こうせんぜんじのことども
禅堂生活
鈴木 大拙
Lesen Sie 禅堂生活 (こうせんぜんじのことども) von 鈴木 大拙 (すずきだいせつ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 27.634 Zeichen · 57 Bildschirme
雲水の大衆は僧堂に何年かいるものとして、その幾年かの一分を社会的奉仕に用うる。本山における事業を扶けるのみでなく、又村の葬式をやるだけでなく、前の川が雨で崩れたらそれも直す、道路の修繕も、小作もやる、村の若いものの夜学や日曜日の稽古や遊びなども指導してやる、村に図書館のようなものでも建てる世話をしてやる、悪い顕俗を矯めてやる、屋根葺も手伝ってやる、必要なら車も引く、馬を追う、何でも社会的生活に大切なこと、これを向上するようなことには、大衆の手を貸してやる。そうしてそれに対する報酬は、相手の随意にしておく、而して師家を助けて行く評席格の人々は、是等の奉仕者を監督し、激励して行く、僧堂教育の精神をよく発揮するように世話してやる。
こんな塩梅に実地に修行して行くと六、七年の後には、世間の経験に習熟した禅坊主さんの幾許かが毎年社会に出て行くことになる。こんな人々が自分の寺に帰ると、直ちに肉食妻帯の和尚さん又は葬式屋さんにはならずして、その村々のために文化的施設をやろうと思う、自己の向上のために益※(二の字点、1-2-22)学問でもやろうと思う人々が出来る。