Japanische Klassiker mit Furigana
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かがくほうほうろん
科学方法論
戸坂 潤
Lesen Sie 科学方法論 (かがくほうほうろん) von 戸坂 潤 (とさかじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.035 Zeichen · 284 Bildschirme
存在が存在を理解し得ることが Dasein の先から云っている根本性に他ならない。
現象の存在論的構造を一応こう説明して置いて、吾々は対象・方法の関係に帰ろう。アリストテレスは方法に就いて次のように語っている。研究の道は(方法は)吾々にとって最も知り易く最も明らかなものから、その本性に於てより明らかなより知り易いものへ行くと*。方法は吾々から出発する、それはその本性に於てあるものから出発することは出来ない。この意味に於て方法は吾々に属す。吾々はこの道を歩むことによってその本性に於けるものに通達することが出来る。処が方法によって通達されるもの、それは吾々の言葉によれば対象であった。処が又その本性に於けるものとは、とりも直さず存在である。それ故対象は存在にぞくす。かくして今や、対象・方法の関係は吾々―存在の関係に帰した。処が吾々―存在の関係は向の記述に於て交渉的存在であった。それ故吾々は言わねばならぬ。対象・方法の関係は第一に存在――交渉的存在――である。対象・方法の関係が何か存在論的な関係であることを私が語ったのは実は之を指したのであった。第二にこの関係は交渉――交渉的存在――である。