Japanische Klassiker mit Furigana
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ひきょうのにちりんき
秘境の日輪旗
蘭 郁二郎
Lesen Sie 秘境の日輪旗 (ひきょうのにちりんき) von 蘭 郁二郎 (らんいくじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.829 Zeichen · 169 Bildschirme
「まだ完全に出来上っていなかったらしいんですが、とても大規模なものです……」
英夫は、祥子と一緒にたしかめた海底要塞の模様を出来るだけくわしく説明した。
「水中電気砲、吸着爆雷、そんなものもあるんですね、いや、考えられないこともないですね、君たちの分捕って来たボートも、あとで研究してみたら大へん参考になりそうだ……ところで、その海底要塞の位置が、どのへんになるか、君たちにわかっていますか、実は飛行機の基地らしい島はわかりましたから、きょう中にも徹底的に叩いてしまうはずになっています」
それは英夫にもはじめてのニュースだった。
「艇長、その基地というのは、あの要塞に通じているんです、要塞の飛行機をそこから飛び出させるんですよ、きっと」
「じゃあ、それで、海底要塞はすっかりこわされてしまうわけですね」
祥子がいった。艇長にはまだのみこめないらしく、
「いや、これから、君たちの力をかりて徹底的に粉砕してしまうつもりですよ」
「もう、そんな必要がありませんよ、艇長」
「というと……」
「僕たちが、爆雷に火をつけて来たんで、要塞は多分こなごなになっているはずです」
「ほほう、それは大手柄だ!」