Japanische Klassiker mit Furigana
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そらにわくきんいろのくも
空にわく金色の雲
小川 未明
Lesen Sie 空にわく金色の雲 (そらにわくきんいろのくも) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 6.576 Zeichen · 13 Bildschirme
おかあさんは、はたらいて、はたらいて、そんなことわすれてしまいます。ただおまえが、早く大きくなって、ひとり立ちするのを、たのしみとしますよ。」と、母は、ねっしんに針をもつ手をはこびながら、答えるのでした。
正吉が学校からかえると、近所の武夫くんとさそいあって、原っぱへあそびにいき、草の上にねころんでいました。
「だれでも、ほかが、まねのできない技術をもてば、えらくなれると、先生がいったね。」と、正吉は学校で聞いてきた話を、思いだしました。
「ああ、そうだよ。マラソン選手となって、オリンピックで名をあげるのも、図画がじょうずになって、名高い画家となるのも、自分一人だけの名誉でなく、やはり国の名誉だと、先生がいわれたよ。それも、自信と努力することが、たいせつなんだって。」と、武夫は答えました。
「ぼく、徒競走に自信があるんだがな。」と、正吉は目をかがやかしました。
「そうだ、正ちゃんは、いつも徒競走では、一番だから、練習して、マラソン選手になるといいよ。」と、武夫は手をたたいて、正吉の思いつきに賛成しました。
正吉はきゅうに、からだをおこして、空をあおぎながら、しんけんに考えこんだのです。