Japanische Klassiker mit Furigana
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こうばいつきげ
紅梅月毛
山本 周五郎
Lesen Sie 紅梅月毛 (こうばいつきげ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.869 Zeichen · 32 Bildschirme
……大きく瞠ったお梶の眼からはらはらと泪が溢れ落ちた、川波は音もなく老馬の脚を洗っていた。
付記 慶長十年五月、伏見城でおこなわれた秀忠への将軍宣下の祝宴に就いては、内藤耻叟氏編次「徳川十五代史」に、……五月朔日、諸大名諸士登城して将軍宣下を賀す、二日猿楽あり、諸大名に饗宴を賜う、三日、勅使二卿を伏見城に饗し、各黄金五十枚、時服三十領を贈る、四日猿楽あり、諸大名饗応。云々とその盛んなありさまを記しているが、これはそのこと自体よりも、かかる祝宴が伏見城において催されたこと、ならびに天下の諸侯がきそって祝賀に集ったことのほうに深い意味がある。すなわち当時の記事の一に、「……秀忠公拝賀の時、家康公みやこにありしかば、豊臣家に御対面のため、上洛のこと催させ給いしに、淀殿おん憤り深くして、豊臣家におん腹めさせ、おん身もうせ給うべきやなど聞えて、京、大阪の間もっての外に物騒しくなる、これも上方の大名の中に内々申しすすむる人ありと聞えし。此程より西海、南海、山陰、山陽の大名ども、城を高うし池を深くして、戦艦おびただしく作り出す、なんとなく騒がしくなりゆきぬ」としるしてある。