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Japanische Klassiker mit Furigana

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しろうとせいとうほんがまをきずくべからず

素人製陶本窯を築くべからず

北大路 魯山人

Lesen Sie 素人製陶本窯を築くべからず (しろうとせいとうほんがまをきずくべからず) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.919 Zeichen · 25 Bildschirme

Aozora Bunko

なんという失敬なことだ。実にけしからん。手前勝手な奴だ。……

考えてみると私も、いい方だってあったろうに猫の飯食う茶碗だって出来るものかなどと、大袈裟に過言したものだから、たまらなかった。なにを……という拳骨が振り上がったのは、あえて今から考えなくても無理のない話である。それも私が純真にいったのならまだしもだが、多少含むところもあって意識的に彼を刺激したのだから、なんといったって私は人が悪い。魯山人はあくが強いなどとよくいわれるのはこのところだなとつくづく考えたのであった。

しかし、私に余計なからかい気分の邪魔があったに違いないとしても、私が忠告の真意は誠実であって、私は心から、鑑賞家として聞こえある前山さんに築窯と製陶を止めさしたかったのである。これには今もって毛頭の偽りもなければ寸毫のからかい気分もない。

なぜかといえば、いうまでもなく前山さんに轆轤を廻すつもりがないことも、廻せる可能の有無も私には分りきっていたからである。

自分が造らなければ誰が造る。いわずと知れた職人が造るまでではないか。それでは前山久吉翁作ではなくて、久吉翁指図、職人某々作とならざるを得ない。