Japanische Klassiker mit Furigana
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ぜったいてきじんかく
絶対的人格
伊藤 左千夫
Lesen Sie 絶対的人格 (ぜったいてきじんかく) von 伊藤 左千夫 (いとうさちお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.854 Zeichen · 8 Bildschirme
詩人は一切社会の外に立って、社会の一点たる自個をも傍観す、詩人は社会を離れずしてただ社会を観る、詩人は社会を楽んで毫も社会に混ぜず、詩人は神に近きを尊び己に近きを佳なりとす、一切社会の批判者にして一切社会の讃美者なり、絶対的傍観の見地に立ちて始めて、真詩人の職を完うし得べし、しからばすなわち子規子の態度は真詩人の態度なり。
西欧の詩人吾これを詳にせず、東洋の古今ただ詩作家の少なからざるを見るのみ、真詩人の態度を得たるものあるを知らず、屈原、陶潜、杜甫、李白、皆社会外に立てる人にあらずして要するに詩作家たるのみ、人丸、赤人、憶良、家持また人格の察すべきなく、今日においてはただその詩作家たるを感ずるのみ、以上の諸大家、詩作家としてはもとよりその大を感ずといえども、人格としては予未だその人を思うことあたわず、要するに真詩人たる態度において欠くるところあるによれり。
子規子の詩作は、もとよりその大を称するに足らざるものあらん、しかもその態度と人格とは、これを大宗教家、大政事家に比するに値す、もしそれ文字上言語上の製作のみをもって、詩なりと言わばもとより昧者の言のみ、趣味的に他が感覚を動すべき人格と態度とを有する