Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
かいだんいちやぞうし
綺堂随筆 江戸のことば
岡本 綺堂
Lesen Sie 綺堂随筆 江戸のことば (かいだんいちやぞうし) von 岡本 綺堂 (おかもときどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.152 Zeichen · 27 Bildschirme
お角さんと余一郎と関係があったか無かったか判りませんが、もし関係があったならば誘い出す方法は幾らもありましたろうから、多分は無関係で、行きがけの駄賃にお角さんかお豊さんかを引っ攫って行って、どこかの宿場女郎にでも売り飛ばすつもりであったろうというのです。
裏口の戸を叩いたのは浅井の仲間か手下で、なに心なく出て行ったお角さんに猿轡でも嵌めて担ぎ出したのでしょう。お豊さんの方は運よく助かったわけです。余一郎までがなぜ出て行ったか判りませんが、お角さんを遠いところへ連れて行くのに、一人ではちっと手に余るので、その加勢に行ったのかも知れません。なにしろ唯の家出では詮議がやかましいので、こんな怪談めいた事を仕組んで、世間の人たちを迷わせようとしたのでしょう。
大仙寺の納所がその晩に怪しい女の子を見たというので、これも寺社方の調べを受けました。納所がこんな事を言った為に、いよいよ怪談と決められてしまったわけですが、納所は、確かに見たというだけのことで、浅井の一件には何の係り合いもないことが判って、そのまま無事に帰されました。したがって、その振袖の女の子の正体はわかりません。