Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ほんやくのかち

翻訳の価値

宮本 百合子

Lesen Sie 翻訳の価値 (ほんやくのかち) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.126 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

「ゴロヴリョフ家の人々」はトーマス・マンの「ブッテンブローク家の人々」のように系譜的作品であるが、ここにあらわれているシチェードリンの作家的力量は、地主社会の崩壊の姿をその背後によこたわる歴史にまでしっかりその指先をふれて掴み出し、生々しく描き出し、驚くばかりの感銘を与える。シチェードリンが、十九世紀中葉の帝政ロシアの暗い空気に抗して、地方貴族の生活の腐敗をあますところなく描き出すことで、より健全な人間生活への翹望を示していることは、訳者の序文によって明らかだし、作品そのものが何よりも熱く語っている。ロシア文化の歴史に消すことの出来ない生涯をもつチェルヌイシェフスキーなどがシチェードリンの価値をよく知っていたのに、「その前夜」だの「父と子」だのを書いたツルゲーネフが、この作家の奥深い現実への感覚とその文学を理解しなかったのも面白い。半生をパリで暮らしたツルゲーネフには当時のロシアの前進する若い力の表面の動きは外からつかめても、社会の底に湛えられてその支えとなっていたシチェードリンのような作家の価値は見えなかったのだろう。

「ゴロヴリョフ家の人々」は一八七二年にかかれ、トルストイの「アンナ・カレーニナ」