Japanische Klassiker mit Furigana
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しょっこうとびしょう
職工と微笑
松永 延造
Lesen Sie 職工と微笑 (しょっこうとびしょう) von 松永 延造 (まつながえんぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 71.696 Zeichen · 144 Bildschirme
聴けば肺病が重くなって急に死へ急いだと云う事であった。そう云えば、私が通いつめた頃も、透きとおるように白い肌がいくらか不健全に見えていたのであった。
あの娘を殺したのは此の私ではなかろうか。又しても暗怪な疑念が私の心に蔽いかぶさった。肺病には興奮や心配や落胆や悲哀が一番悪く影響するのを私は知っていた。私は彼の女を徒らに興奮させた。手紙を呉れた日から不意にたずねて行かなくなった為め、娘は何んなに気をもんだであろう。泣く為めに熱が出る。熱のために咳が出る。咳くたびに命が縮んで行ったのだ。私は何と云う悪いいたずらをして了った事であろう。あんな楽しみさえ殺人の一種であったのか? そして、それは何と云う殺人であったろう。※(始め二重括弧、1-2-54)おお余りな事だ※(終わり二重括弧、1-2-55)
私は愛らしい娘を殺した。愛らしいので殺して了った。此の考えが私の恋愛をさらに燃え上らせた。私は苦しく笑った「愛が死と結びついた所に、何だか至上の強さがあるようではないか。それは強い。そして緊密である。」
紫の室
何故院長は罪深い私を養って呉れるのであろう。