Japanische Klassiker mit Furigana
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じゆう
自由
小川 未明
Lesen Sie 自由 (じゆう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.616 Zeichen · 6 Bildschirme
「こんなに、小さいかごにいれておいてもいいのだろうか。」
「この鳥には、すこしかごが、小さすぎますね。もっと大きなのにいれてやれば、ほんとうはいいのですが。」と、かみさんは、答えた。
なぜ、そうわかっていたら、そうしてやらないのだろう? 鳥は、ものがいえないから、されるままになって、ただ餌を食べて、生きている。しかし、そのようすを見ると、それに満足しているようにも思われるが、それも、ものがいえないからだろうと考えられるのでした。
私は、紙袋の中へ、鳥をいれてもらって、家に帰り、もっと大きなかごにいれてやりました。鳥は、知らぬ場所にきたので、いっそう、ものおじして、目をぱちくりしていました。
「この鳥は、よほど臆病とみえるな。」
私は、目をこらして、鳥を見ているうちに、鳥の長いはずの尾が、短く切られているのを発見したのです。
「あ、小さなかごへいれるのに、じゃまになって、尾を切ったのだ。」
そう思うと、いい知れぬ不快を、だれがしたか、この残忍な行為から感じられました。生きている鳥を本位にして、かえって、無理に鳥を小さくしようとする、冷酷さを思わずにいられません。