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Japanische Klassiker mit Furigana

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しきもうけんさひょうのはなし

色盲検査表の話

石原 忍

Lesen Sie 色盲検査表の話 (しきもうけんさひょうのはなし) von 石原 忍 (いしはらしのぶ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.009 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

それは色盲及び色弱の大部分が赤緑色盲及び赤緑色弱であり、それらの人の共通の性質として、赤色と緑色との区別は多少とも不完全であるに拘らず、青色と黄色とを区別することは健康者と変りがない。即ち赤緑の色の差異に比較して、青黄の色の差異が非常に明瞭に感じるという性質を有していることを知りましたから、その性質を色盲検査表に応用して従来のものよりも進歩した感度のよい表を作ってみようという考えであったのであります。

しかしこの考えを実行に移すには少からざる労力と費用とを要しますので、しばらくの間そのままになっていました。

その後五、六年を経過して大正四年となりました。その頃私は陸軍軍医学校に勤務いたしておったのですが、幸いにも陸軍省から徴兵検査用の色盲検査表を作ることを命ぜられたのであります。そこで私は予て考えていたことを実行してみようと思い、ある日曜日にスチルリング氏の表を参考として健康者と色盲者と異った字を読むような表を作りました。その頃また幸いにして軍医学校の眼科に色盲の軍医がいましたから、翌日その表をその軍医に見てもらって試験しましたところ、大概私の予想通りの結果を得ましたので、大いに自信を得て愉快でした。