Japanische Klassiker mit Furigana
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あらおがわのほとり
荒雄川のほとり
佐左木 俊郎
Lesen Sie 荒雄川のほとり (あらおがわのほとり) von 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 791 Zeichen · 2 Bildschirme
当時、聖徳太子が自ら刻んだという如意輪観音の像だけは、寺院の近くに、今にその堂宇を残しているのであるが、最近、それが聖徳太子の作ではなく運慶の作であることが鑑定され、近く国宝に編入されるという噂である。もう一つ、ここには守屋大臣の碑が雨ざらしにされている。十五六年前、楠木正成の筆らしいと騒がれたこともあったが、それはそのまま立ち消えになってしまった。
とにかく、私を十五の歳まで育てたこの部落は、背後に畑地の多い丘陵があり、前面に水田が開けていて、農民小説には寔に都合のいい舞台を形成している。――私が農民小説を書き出した動機の一つは、この地形にあると思う。
――昭和五年(一九三〇年)『新文藝日記』(昭和六年版)――