Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
十六
お小姓姿の美しい者が眼に涙を浮めまして、
女「貴方まア私から幾許お文を上げましても一度もお返辞のないのはあんまりだと存じます、貴方はもう亀井戸の事をお忘れ遊ばしたか、私はそればっかり存じて居りますけれども、掟が厳しいのでお目通りを致すことも出来ませんでしたが、今晩は宜い間にお目に懸れました」
春「他に知れてはならんが、今夜は雪が降って来たので、廻りの者も自然役目を怠って、余りちょん/\叩いて廻らんようだが、先刻ちょいと合図をしたから、ひょっと出て来ようと存じてまいったが、此の事が伯父に知れた日にア実に困るから、他に知れんようにして私も会いたいと思うから、来年三月宿下りの折に、又例の亀井戸の巴屋で緩くり話を致しましょう」
女「宿下の時と仰しゃっても、本当に七夕様のようでございますね、一年に一度しきゃアお目通りが出来ないのかと思いますと、此の頃では貴方の夢ばかり見て居りますよ、私は思いの儘なことを書いて置きましたから、これを篤くり見て下されば分りましょう、私の身にかゝる事がございますからお持ち遊ばせ」
と渡す途端に後から突然に大声で、