Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
のを頂戴致す事になり、重役の気受けも宜しく、男が好って程が善いから老女や中老までも誉めそやし、
○「本当にえらいお人で、手も能く書く、力も強く、他は否に諂うなどと申すが、然うでない、真実愛敬のある人で、私が此の間会った時にこれ/\云って、彼は誠の侍でどうも忠義一途の人であります」
と勤務が堅いから忽ち評判が高くなりました。乃で有助という、根岸にいた時分に使った者を下男に致しまして、新規に林藏という男を置きました。これは屋敷奉公に慣れた者を若党に致しましたので、また男ばかりでは不自由だから、何ぞ手許使や勝手許を働く者がなければなりませんから、方々へ周旋を頼んで置きますと、渡邊織江の家来船上忠助という者の妹お菊というて、もと駒込片町に居り、当時本郷春木町にいる木具屋岩吉の娘がありました。今年十八で器量はよし柔和ではあり、恩人織江の口入でありますから、早速其の者を召抱えて使いました。大藏は物事が行届き、優しくって言葉の内に愛敬があって、家来の麁相などは知っても咎めませんから、家来になった者は誠に幸いで、屋敷中の評判が段々高くなって来ました。