Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

後姿を見送って、

大「えゝーい」

と大藏は態と酔った真似をして、雪駄をチャラ/\鳴らして、井筒の謡を唄いながら玄関へかゝる。お菊は其の足音を存じていますから、直に駈出して両手を突き、

菊「お帰り遊ばせ」

大「あい、あゝーどうも誠に酔った」

菊「大層お帰りがお遅うございますから、また神原様でお引留で、御迷惑を遊ばしていらっしゃることゝ存じて、先程からお帰りをお待ち申して居りました」

大「いや、どうも無理に酒を強られ、神原も中々の酒家で、飲まんというのを肯かずに勧めるには実に困ったが、飯も喫べずに帰って来たが、嘸待遠であったろう」

菊「さ、此方へ入らしってお召換を遊ばしまし」

大「あい、衣類を着替ようかの」

菊「はい」

とお菊は直に乱箱の中に入って居ります黄八丈の袷小袖を出して着換させる、褥が出る、烟草盆が出ます。松蔭大藏は自分の居間へ坐りました。

菊「御酒は召上っていらっしゃいましたろうが、御飯を召上りますか」

大「いや勧めの酒はの幾許飲んでも甘くないので、宅へ帰ると矢張また飲みたくなる、一寸一盃燗けんか」

菊「はい、お湯も沸いて居りますし、支度もして置きました」