Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
仲間体の男が、手に何か持って立って居る様子、其所へ又一人顔を包んだ侍が出て来る。若江春部の両人は忍ぶ身の上ゆえ、怖い恐ろしいも忘れて檜の植込の一叢茂る藪の中へ身を縮め、息をこらして匿れて居りますと、顔を包んだ侍が大小を落差にいたして、尻からげに草履を穿いたなり、つか/\/\と参り、
大「これ有助」
有「へえ、これを彼の人に上げてくれと仰しゃるので、へい/\首尾は十分でございましたな」
大「うん、手前は之を持って、予ての通り道灌山へ往くのだ」
有「へい宜しゅうございます、文箱で」
大「うん、取落さんように致せ、此の柵を脱けて川を渡るのだ、水の中へ落してはならんぞ」
有「へえ/\大丈夫で」
大「仕損ずるといけんよ」
有「宜しゅうございます」
と低声でいうから判然は分りませんが、怪しい奴と思って居ります内に、彼の侍はすっと何れへか往ってしまいました。チョンチョン/\/\。
廻「丑刻でございます」
と云う廻りの声にて、先の仲間体の男は驚き慌てゝ柵を潜って出る。春部は浮気をして情婦を連れ逃げる身の上ではありますが、一体忠義の人でございますから、屋敷内に怪しい