Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

有「へえ、春部に奪られたので、春部の彼奴が若江という小姓と不義をして逃げたんで、其の逃げる時にお馬場口から柵矢来の隙間の巾の広い処から、身体を横にして私が出ようと思います途端に出会して、実にどうも困りました」

大「手紙を何うした奪られたか」

有「それがお前さん、鼻を摘まれるのも知れねえ深更で、突然状箱へ手を掛けやアがッたから、奪られちゃアならねえと思いやして、引張ると紐が切れて、手紙が落こちる、とうとう半分引裂かれたから、だん/\春部の跡を尾いて行くと、鴻の巣の宿屋へ入りやしたから、感が悪い俄盲ッてんで、按摩に化けて宿屋に入込み一度は旨く春部の持っていた手紙の裂を奪ったが、まんまと遣り損なって、物置へ棒縛りにして投込まれた、所で漸く縄脱けえして逃出しましたが、近辺にも居られやせんから、久しく下総の方へ隠れていやしたが、春部にあれを奪られて何う致すことも出来やせんので、へえ」

大「いや、それは宜しい、心配致すな、手前は己の家来ということを知るまい」

有「ところが知ってます/\、済まねえけれどもお前さん、ギラ/\するやつを引こ抜いて私の鼻っ先へ突付け云わねえけりゃア五分だ