Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
事はない、自分の家の客人に対して、女旅と侮り、恋慕を仕掛けるとは以ての外の事じゃ、実に馬鹿程怖い者はない、宜しい/\、来たらお知らせなさい」
竹「何卒願います」
と少し憤った気味で受合いましたから、大きにお竹も力に思って、床を展って臥りました、和尚さまは枕に就くと其の儘旅疲れと見え、ぐう/\と高鼾で正体なく寝てしまいました。お竹は鼾の音が耳に附いて、どうも眠られません、夜半に密と起きて便所へまいり、三尺の開きを開けて手を洗いながら庭を見ると、生垣になっている外は片方は畠で片方は一杯の草原で、村の人が通るほんの百姓道でございます。秋のことだから尾花萩女郎花のような草花が咲き、露が一杯に下りて居ります。秋の景色は誠に淋しいもので、裏手は碓氷の根方でございますから小山続きになって居ります。所々ちら/\と農家の灯火が見えます、追々戸を締めて眠た処もある様子。お竹が心の中で。向うに幽かに見えるあの森は洪願寺様であるが、彼処へ葬り放しで此処を立つのは不本意とは存じながら、長く泊っていれば、宿屋の忰が来て無理無体に恋慕を云い掛けられるのも忌な事であると、庭の処から洪願寺の森を見ますと、生垣の外にぬうと立っている