Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
んだ、其様なことを云っては困る、これは取って置いてくれ」
嘉「へえ立前は戴きます、ま此方へお上んなすって、なに其処を締めろぴったり締めて置け、砂が入っていかねえから……えゝゝ風が入りますから、ま此方へ……何もごぜえませんがお飯でも喰べてっておくんなせえまし」
源「お飯は喫べたくないが、礼を受けてくれんと誠に困るがな、受けませんか」
嘉「へえ」
と何う有っても受けない、百姓は堅いから何うしても受けません。源兵衞も困って、
源「そんなら茶代に」
と云って二分出しますと、
嘉「お構い申しもしませんのに……お茶代と云うだけに戴きましょう、誠にどうも、へえ」
源「今日は帰ります、婆さん又彼方へ来たらお寄り、だが、私が此処へ来たことは家内へ知れると悪いから、店へは寄らん方が宜い、店には奉公人もいるから」
婆「いえ、お寄り申しませんよ、はい左様なら、気を附けてお帰んなせえましよ」
源「あい」
是から麻裏草履を穿いて小金屋源兵衞が出にかゝる屏風の中で。
秋月「源兵衞源兵衞」
と呼ばれ、源兵衞は不審な顔をして振反り、
源「誰だ……何方でげす、私をお呼びなさるのは何方ですな」