Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

奴だ、一枚毀してさえ指一本切るというに、二十枚箱諸共に打砕くとは……よし、さ己が首を斬るから覚悟をしろ」

と詰寄せました。權六は少しも憶する気色もなく、縁側へどっさり腰をかけ、襟を広げて首を差し伸べ、

權「さ斬って下せえ、だが一通り申上げねばなんねえ事があるから、是れだけ聞いて下せえ、逃げも隠れもしねえ、私ゃア米搗の權六でござえます、貴方斬るのは造作もねえが、一言云って死にてえことがある」

と申しました。

七

さて權六という米搗が、東山家に数代伝わるところの重宝白菊の皿を箱ぐるみ搗摧きながら、自若として居りますから、作左衞門は太く憤りまして、顔の色は変り、唇をぶる/\顫わし、疳癖が高ぶって物も云われん様子で、

作「これ權六、どうも怪しからん奴だて手前は何か気でも違ったか、狂気致したに相違ない、此皿は一枚毀してさえも指一本を切るという大切な品を、二拾枚一時に砕くというのは実に怪しからん奴だ、さ何ういう心得か、御先祖の御遺言状に対しても棄置かれん、只今此の処に於いて其の方の首を斬るから左様心得ろ、權六を取遁すな」

と烈しき下知に致方なく、家の下僕たちがばら/\/\と權六の傍へ来て見ますと、權六は少しも驚く