Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きくもようさらやまきだん

菊模様皿山奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme

Aozora Bunko

のだが、江戸屋敷の侍じゃアいかないというので、お召抱えになると、今から直に貴様は侍に成るんだよ」

權「はゝゝそりゃア真平御免だよ」

作「真平御免という訳にはいかん、是非」

權「是非だって侍には成れませんよ、第一侍は字い知んねえば出来ますめえ、また剣術も知らなくっちゃア出来ず、それに私ゃア馬が誠に嫌えだ、稀には随分小荷駄に乗かって、草臥休めに一里や二里乗る事もあるが、それでせえ嫌えだ、矢張自分で歩く方が宜いだ、其の上いろはのいの字も書くことを知らねえ者が侍に成っても無駄だ」

作「それは皆先方さまへ申し上げてある、山川廣様というお方に貴様の身の上を話して、学問もいたしません、剣術も心得ませんが、膂力は有ります、人が綽名して立臼の權六と申し、両手で臼を持って片附けますから、あれで力は知れますと云ってあるが、其の山川廣と云うのはえらい方だ」

權「へえ、白酒屋かえ」

作「山川廣(口の中にて)山川白酒と聞違えているな」

權「へえー其の方が得心で、粂野さまの御家来になるだね」

作「うん、下役のお方だが、今度の事に就いては其の上役お作事奉行が来て居ますよ、有難い