Japanische Klassiker mit Furigana
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きくもようさらやまきだん
菊模様皿山奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 菊模様皿山奇談 (きくもようさらやまきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 189.935 Zeichen · 379 Bildschirme
人は横着者だね」
殿「成程左様じゃ、至極左様じゃ、正道潔白な事じゃ、これ權六、以来予に悪いことが有ったら其の方諫言を致せ、是が君臣の道じゃ、宜しい、許すから居てくれ」
權「尊公がそれせえ御承知なら居ります」
殿「早速の承知で過分に思う、併し其の方は剣道も心得ず、文字も知らんで、予の側に居るのは、何を以て君臣の道を立て奉公を致す心得じゃ」
權「他に心得はねえが、夜夜中乱暴な奴が入るとなりませんから、私ゃア寝ずに御殿の周囲を内証で見廻っていますよ、もし狐でも出れば打殺そうと思ってます」
殿「うん、じゃが戦国の世になって戦争の起った時に、若し味方の者が追々敗走して敵兵が旗下まで切込んでまいり、敵兵が予に槍でも向けた時は何う致す」
權「然うさね、其処が大切だ」
殿「さ何う致して予を助ける」
權「そりゃア尊公どうも此処に一つ」
と權六は胸をたゝき、
「忠義という刄物が有るから、剣術は知らねえでも義という鎧を着ているから、敵が槍で尊公に突掛けて参れば、私ア掌で受けるだ、一本脇腹へ突込まして、敵を捻り倒して打殺してやるだ、其の内に尊公を助けて逃がすだけの仕事よ」
殿「うん成程、立派な事だ、併し然う甘く口でいう