Japanische Klassiker mit Furigana
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おちぼひろい
落穂拾い・犬の生活
小山 清
Lesen Sie 落穂拾い・犬の生活 (おちぼひろい) von 小山 清 (こやまきよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 239.741 Zeichen · 486 Bildschirme
それはもう私の躯から消すことの出来ないものです。私のものの感じ方、考え方、見方、そして読書の上の心の保ち方、すべてみなエーレンシュレーゲル譲りのものです。なんと云ってもエーレンシュレーゲル譲りのものです。私はなんによらず文学上の党派の存在や党派心というものは嫌いですが、若し閑雅にして親切に富める人があって、現下デンマーク文壇の色分けを描いてくれると云うならば、そして幸にして私をもその数に加えてくれると云うならば、この「スカンディナヴィアの詩王」の下に小さくアンデルセンの名を列ねて下さいと虚栄の心からではなくお願いしたいと思っています。ウェッセル、我がウェッセル。お母さん、ウェッセルこそはあなたのハンスが、一番好きな作家なのです。私の心に一番よく似ている心を持っている人。彼の綴る一行一行はそのまま私の心です。「故郷へ帰って謙遜な気持で自分の貧しい自叙伝でも綴ろう。」彼がこう書けばそれだけで私の心は満されてしまいます。しかしお母さん、私が彼を読みはじめた時には彼はもう死んでいなかったのです。私はずっと彼の遺したもののうちに彼の眼差しを追ってきました。