Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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うすこうばい

薄紅梅

泉 鏡花

Lesen Sie 薄紅梅 (うすこうばい) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 61.133 Zeichen · 122 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「……だそうじゃ不可いよ、冷淡だよ、友達効のない。」

「頼まれたのは、今日はじめてじゃないか。」

「それにしても冷淡過ぎるよ。――したたかに中洲へ魔手が伸びているのに。」

「私は中洲が煮て喰われようが、焼いて……不可い、人道の問題だ。ただし、呼出されようが、出されまいが、喰わそうが喰わすまいが、一雪の勝手だから、そんな事は構っちゃいられん。……不首尾重って途絶えているけれど、中洲より洲崎の遊女が大切なんだ。しかし、心配は要るまいと思う。荷高の偵察によれば――不思議な日、不思議な場合、得も知れない悪臭い汚い点滴が頬を汚して、一雪が、お伽堂へ駆込んだ時、あとで中洲の背後へ覆被さった三人の中にも、青麟の黒い舌の臭気が頬にかかった臭さと同じだ、というのを、荷高が、またお時から、又聞、孫引に聞いている。お時でさえ黄水を吐く。一雪は舐められると血を吐くだろう、話にはなりゃしないよ。」

弦光は案じ入って、立処に年を取ること十ばかり。

「いやいや、そうでない。すべて悲劇はそこらで起る。不思議に、そんな縁の――万々一あるまいが――結ばる事が、事実としてありかねない。予感が良くない。