Japanische Klassiker mit Furigana
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あしかり
蘆刈
谷崎 潤一郎
Lesen Sie 蘆刈 (あしかり) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 39.413 Zeichen · 78 Bildschirme
人のようにはおもえなんだと申します。またあるときはそう顔を見んとおいてほしい、両手をついて首をたれたままかしこまっていてほしいといいましたり、笑わんといてごらんといってあごの下や横腹をこそばゆがらせたり痛いということを口にしてはならぬといってここかしこを抓りましたりそんないたずらをしますのがいたって好きなのでござりましてわたしはねむってもあんさんはねむったらあかん、ねむくなったらじっとわたしの寝顔をながめてしんぼうしているがよいといいながら自分はすやすやとまどろんでしまいますので父もうつらうつらし出してついゆめごこちにさそい込まれておりましたらいつのまにやらめをさまして耳のあなへいきを吹き入れたりかんぜよりをこしらえて顔じゅうをこそぐったりしてむりにおこしてしまうのでござりました。父はお遊さんという人は生れつき芝居気がそなわっていた、自分でそうと気がつかないでこころに思うことやしぐさにあらわれることが自ずと芝居がかっていてそれがわざとらしくもいやみにもならずにお遊さんの人柄に花やかさをそえ潤おいをつけていた、おしずとおゆうさんとの違いは何よりもおしずにそういう芝居気のない