Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぐびじんそう

虞美人草

夏目 漱石

Lesen Sie 虞美人草 (ぐびじんそう) von Natsume Sōseki (夏目 漱石) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 198.559 Zeichen · 401 Bildschirme

Aozora Bunko

何となく景気がいい」

「いいえ。あれを見るとほとんど異性の感がない。女もあれほどに飾ると、飾りまけがして人間の分子が少なくなる」

「そうさその理想の極端は京人形だ。人形は器械だけに厭味がない」

「どうも淡粧して、活動する奴が一番人間の分子が多くって危険だ」

「ハハハハいかなる哲学者でも危険だろうな。ところが都踊となると、外交官にも危険はない。至極御同感だ。御互に無事な所へ遊びに来てまあ善かったよ」

「人間の分子も、第一義が活動すると善いが、どうも普通は第十義ぐらいがむやみに活動するから厭になっちまう」

「御互は第何義ぐらいだろう」

「御互になると、これでも人間が上等だから、第二義、第三義以下には出ないね」

「これでかい」

「云う事はたわいがなくっても、そこに面白味がある」

「ありがたいな。第一義となると、どんな活動だね」

「第一義か。第一義は血を見ないと出て来ない」

「それこそ危険だ」

「血でもってふざけた了見を洗った時に、第一義が躍然とあらわれる。人間はそれほど軽薄なものなんだよ」

「自分の血か、人の血か」

甲野さんは返事をする代りに、売店に陳べてある、抹茶茶碗を見始めた。