Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
むしぼし
虫干し
鷹野 つぎ
Lesen Sie 虫干し (むしぼし) von 鷹野 つぎ (たかのつぎ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.519 Zeichen · 4 Bildschirme
子供たちの七五三の祝着なども干されましたが、そのなかで背中に飾紐のついてる広袖の着物が、私のお宮詣りの日に着たものだと聴かされた時には、自分の憶えのない遠い赤児の頃を思って、ふしぎな気持がしました。
又吊紐のひとところには緑色の地に金銀や朱色の糸で刺繍した、お角力さんのとそっくりな小型な化粧まわしが吊されていました。
『それはの、大きい兄さんが幼さい時に草角力に出るので拵えたものだよ。よく見てごらん、名前が繍ってあるずら』
『ええ、あるわ』
私は金糸の撚糸の垂房に触りながら、滝に鯉の繍とりの中に、信太郎と浮き出している字を見つけました。
そのほかにも母には一つ一つ思出がありそうでしたが、私はたいていのところで、聴くのをやめて外へ遊びに出て了うのでした。
また別の日には、父の何年ぶりかの所蔵品の虫干もありました。此の日には私は離れの方へ見に行きました。
刀だの、軸ものだの、文庫にはいっている古い書類だの、そのほか色々な器物が、古道具屋の店みたいに並べてありました。
上に円い枠のついた三本脚の黒塗の台に、硝子鉢が篏めてありましたが、父はそれを『ギヤマンの金魚鉢』