Japanische Klassiker mit Furigana
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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
Lesen Sie 被差別部落とは何か (エタにたいするあっぱくのえんかく) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 133.169 Zeichen · 267 Bildschirme
と存じ候う。しかのみならず、この疎外圧迫を蒙れる多数の同情すべき我が同胞には、必然の結果として或いは一般社会に対する反抗の念を高め、或いは自暴自棄の結果自然と放逸無頼に陥るものを相生じ、為に我が国家社会の生存発達の上に、少からざる障礙を来すのおそれこれ有り候う事、まことに昭代の不祥事と存じ候う。
ここに於いてか我が政府を始めとし、大日本公道会以下、民間特志の団体または個人に於いて、つとにこれが救済改善の事に努力せらるるもの多々これ有り、近く同情融和会の開催築地本願寺に於いて行われ、遂には帝国議会の建議とも相成り候う事、まことに事宜を得たる施策と、御同慶の至りに存じ候う。
しかれども実を申さば、彼らの間にももはや救済改善を要せざるもの多く存し、一般社会の間に於いても、かえってこれを必要とするものまた少からざる次第にこれ有り、既に明治四年穢多非人の称を廃せられてより、星霜を経る五十に近からんとする今日に於いて、なお特に或る限定せられたる社会を限り、その必要なき者をまで一括して、特別の名称の下にこれが救済改善を云為する事は、少くとも表面上無用の事にこれ有り候う。