Japanische Klassiker mit Furigana
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エタにたいするあっぱくのえんかく
被差別部落とは何か
喜田 貞吉
Lesen Sie 被差別部落とは何か (エタにたいするあっぱくのえんかく) von 喜田 貞吉 (きたさだきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 133.169 Zeichen · 267 Bildschirme
と云えば、これ直ちに新白丁、すなわちもとの才人・禾尺等の名称となってしまっている。そしてその「白丁」は、相変らず賤しいものとして区別せられているのである。言語や名称は時代によって意味が違って来る。「お前」という言葉は昔は至尊の御前に称するもので、先方に対する最敬語であった。しかるに後世次第にそれが濫用せられて、今では普通に目下の人にのみ用うることになった。自分はかつて隠岐に旅行して、或る片田舎の小さい宿屋に両三日を送った事があった。この時宿屋の女主なり、女中なりが、しきりに余輩に対して、「お前」「お前」を連発する。甚だ異様に、かつ不愉快に感じたが、同行の前代議士某君、島司某君等が余輩の為に、隠岐ではそれが先方に対する最敬語である事を説明してくれて、始めてなるほどと了解した事があった。その「御前」を音読して「ゴゼン」と云えば、今でも貴族に対する最敬語になる。まことに滑稽千万な次第ではあるが、事実正に然りだから仕方がない。
「貴様」という語も無論先方に対する最敬語である。しかし今はそれが侮蔑の義に用いられて、気の早い連中の口論の場合に、「貴様」の一言が導火となって、「貴様とは何だ」