Japanische Klassiker mit Furigana
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はなしにきいたこんどういさみ
話に聞いた近藤勇
三田村 鳶魚
Lesen Sie 話に聞いた近藤勇 (はなしにきいたこんどういさみ) von 三田村 鳶魚 (みたむらえんぎょ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.503 Zeichen · 15 Bildschirme
もっとも徳川氏が江戸へ入って来ました時分には、随分多くの浪人を採用しておりましたが、その後はほとんど浪人を採用することはなかったと申していいくらいであります。
その講武所の師範役になりました一人に、越後少将忠輝の末孫で、三州長沢に無高で引っ込んでおりました松平主税介という人がありました。この人は名を信敏と申しまして、徳川家の立派な親類筋であったのですが、例の越後騒動以来、本国の片隅に引っ込んでいなければならないような境遇にあったのが、武芸を申し立てて講武所の師範役になったのであります。その主税介を清河八郎が説いて、説き落した。そこで主税介は本供で登城いたしました。無高ではありましたが、大名の格式を持っておりましたから、主税介は仰々しい様子で本丸へ乗り込んだ。そうして老中に面会を求めましたので、板倉周防守が出てこれに会いました。何しろ国家の一大事というのでありますから、一応聴き取らなければなりません。その要旨は、浪士があばれて、とかく世間が騒がしい。それには浪士を浪士としておくからいけないので、これを集めて幕府の管轄の下において、そうして諸方から来る浪人どもを制御することにしたらいいだろう、その仕事は不肖ながら、かく申し立てるところの、自分がお引受け致そうということでありました。