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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちょうほうちゅうけいきょく

諜報中継局

海野 十三

Lesen Sie 諜報中継局 (ちょうほうちゅうけいきょく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.537 Zeichen · 40 Bildschirme

Aozora Bunko

比島を知り、東洋を知る者は、余を置いて外ない。あのスチルウエルの醜態を見なさい」

九艦隊司令長官「じゃあ君が重慶へ乗込むといいね。そうすれば余も亦、寒いところからとび出せる」

五艦隊司令長官「おいおい、余り大きなことをいうなよ。君の艦隊は、絶交した友人のように、西太平洋の海空戦を知らん顔をして見ているんだからねえ」

九艦隊司令長官「北辺の護りは、本当いえば最も大切なんだ。あそこはわが国の頸動脈に一等近いところなんだ。敗戦の将づれに変なことをいって貰いたくないね」

太平洋艦隊司令長官「いがみ合いは、もうよそうではないか。そしてここで決を取ろう。同時作戦では攻撃目標は一つだ。日本本土攻略か、それとも比島奪回か」

誰も答えず。

太平洋艦隊司令長官「意見がなければ、余は……」

南西太平洋軍総司令官「それはもちろん比島奪回の一本道だ」

七艦隊司令長官「それに反対する」

太平洋艦隊司令長官「すると日本本土攻略の方だな」

七艦隊司令長官「まあ、それだ。しかし今直ぐは困る。日本本土攻略に就いて十分なる用意を整えられんことを要求する。只今のような包帯組、低能組、変人組、尻拭組と一緒じゃ御免を蒙る」