Japanische Klassiker mit Furigana
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ようきょくとがだい
謡曲と画題
上村 松園
Lesen Sie 謡曲と画題 (ようきょくとがだい) von 上村 松園 (うえむらしょうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.036 Zeichen · 7 Bildschirme
まるで夢に夢みる気持ちで眺めていた私は、
「あれを能面でない生きた美女の顔として扱ったら……」
そう思ったときあの草紙洗小町の構図がすらすらと出来上ったのでした。
むかしむかし内裏の御殿で御歌合せの御会があったとき大伴黒主の相手に小野小町が選ばれました。
黒主は相手の小町は名にし負う歌達者の女性ゆえ明日の歌合せに負けてはならじと、前夜こっそりと小町の邸へ忍び入って、小町が明日の歌を独吟するのを盗みきいてしまいました。
御題は「水辺の草」というのですが、小町の作った歌は、
蒔かなくに何を種とて浮草の
波のうね/\生ひ茂るらむ
というのですが、腹の黒主はそれをこっそり写しとって家に帰り、その歌を万葉集の草紙の中へ読人不知として書き加え、何食わぬ顔をして翌日清涼殿の御歌合せの御会へのぞみました。
集まる人々には河内の躬恆、紀の貫之、右衛門の府生壬生忠岑、小野小町、大伴黒主はじめこの道にかけては一騎当千の名家ばかり――その中で、いよいよ小町の歌が披露されると、帝をはじめ奉り一同はこれ以上の歌はまずあるまいといたく褒められたが、そのとき黒主は、
「これは古歌にて候」